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検索結果
Best Practices study
ベストプラクティス調査

IIABAが1993年から実施している独立エージェンシーの経営状況の調査。独立エージェンシーを手数料収入の規模(最少1億2千5百万円以下〜最大25億円以上)別に6つのクラスに分け、それぞれのクラスから5項目(成長率、生産性、利益率、継続率、安定性)に優れたエージェンシーを選び、かれらの経営状況をまとめている。

目的は…

成長率/利益率/継続率/生産性が高く、経営が安定しているエージェンシーが実施している経営や業務慣行を探ること。それら業務慣行データから、他のエージェンシーが参考にすることのできる成功の要件、生産性を高めるための鍵、他社との差別化方法などを見つける。

調査の対象に含まれる経営、業務慣行とは…

会社形態、オーナー数、オーナーの年令、支店数、ライン別収入源割合(ライン:企業損保、個人損保、団体生医、個人生医、フィー)、新規/継続の割合と成長率、経費割合、流動性比率、従業員の給料、プロデューサーの時間の使い方、CSRの時間の使い方、IT経費率、IT担当者数、取引保険会社数等

調査手順は… 

IIABAのベスト・プラクティス担当者と州協会事務局は、高い業績を上げているエージェンシーを推薦する。推薦されたエージェンシーは業績を提出する。提出された業績(継続率、増収率、生産性、利益性、財務安定性)を基にして、カテゴリー毎に上位30社を選ぶ。選ばれたエージェンシーは3年間に亘り業務内容をIIABAに提出する。

クラスの種類(手数料収入を基に):
クラス(1)=$1,250,000以下(2) $1,250,000〜$2,500,000 (3) $2,500,000〜$5,000,000 (4)$5,000,000〜$10,000,000 (5)$10,000,000〜$25,000,000 (6)$25,000,000以上
Account
顧客

得意先という意味。エージェントやブローカーが顧客を呼ぶ時の表現。

「顧客(Account)に関わる業務を執行する(executive)人」という意味でアカウント・エグゼクティブなのである。

(”アカウント・エグゼクティブ”を参照)
Account executive
アカウント・エグゼクティブ

エージェンシーやブローカーで働く顧客担当者。具体的な業務内容は次の通りである:
· 新規及び継続の仮契約(バインディング)処理
· 満期更改リストの管理
· 顧客や保険会社とのコミュニケーション
· 継続や異動のフォローアップ、顧客や保険会社とのやり取りの記録
· 保険付保証明書の発行
· 見込み客ファイルの作成
· 顧客や見込み客ファイルの管理
· 顧客への請求書発行の管理(実際に発行するのは経理部門であるが、アカウント・エグゼクティブは管理する)
· 顧客からの担保内容や保険料支払いに関する問い合わせに対応する;保険会社や経理との調整にあたる。
· クロス・セリングや新規開拓において、プロデューサーを補佐する、等

  ”アカウント・エグゼクティブ”の代わりに、”アカウント・マネジャー”という表現もある。又、同様の仕事を行う役職名としてCSR(Customer Service Representative)がある。保険契約を管理し、顧客と保険会社両者に対応するという意味では、アカウント・エグゼクティブとCSRの仕事内容は類似している。しかし、入社したての個人保険契約の担当者を、CSRと呼んでも、アカウント・エグゼクティブとは呼ばない。アカウント・エグゼクティブは、数年の経験があり、企業保険においてある規模以上の顧客数(又は保険料総額にして)を管理している担当者を呼ぶようである。
Accidental death and dismemberment; AD&D
傷害保険

事故によって、死亡、傷害を被った時カバーする保険。日本の傷害保険にあたる。但し、米国では傷害保険は、生命・医療保険に分類されている。
Casualty insurance
損害保険

“Casualty”とは法律および会計用語としては、「突然の、予期しなかった事故」という意味であるが、保険業界においては、損害保険の全種目を指す時に用いられる。但し、火災や動産総合については“Property insurance(財物保険)”使用することが多い。

“Casualty insurance”に含まれる種目: 自動車、賠償責任、使用者賠償責任、ガラス、専門家職業賠償責任、盗難、E&O、D&O、航空、労災など。ボイラー&機械もこの
“Casualty insurance”に分類されていたが、最近は“Property insurance”に含めることが多い。

一方、“Property insurance”は不動産及び動産の損害を担保する保険である。火災保険や動産総合保険である。ただ、時に、利益保険や事業継続保険も、“Property insurance”に含むことがある。

  米国ではこの“Property”と“Casualty”の頭文字をとって、“PC insurance”として損害保険を総称し、生命・医療保険(Life & Health insurance)と区別される。
Profit center
プロフィット・センター

売上(手数料やフィー収入の合計)、経費、利益を個別に計算する一区分をいう。例は大手ブローカーである。全米に50箇所の拠点を持つブローカーはそれぞれがプロフィット・センターである。
  反対語はコスト・センター。コスト・センターは売上を上げる必要はないが、コストを下げることを要求される。上記の例でいえば、50箇所のプロフィット・センターのコンピュータ・システムを管理する部門や法規部門はコスト・センターである。
AcuComp
労災保険料管理ソフトウェア

労災保険の保険料を引下げるためのソフトウェア。開発された当初は、利用者は大手企業であったが、現在は独立エージェンシーが顧客企業の労災保険の保険料を引下げる(リスク・マネジメント・サービスの一環として)ために利用している。同ソフトウェアの使用により、支払い備金を過剰に高く設定することを避け、経験修正率(Experience modification: 経験料率適用の結果、料率の引上げ、又は、引下げを行う際の修正率。パーセンテージで表される)を引下げることができる。更に、将来の経験修正率の予測や損害データの分析により、適切な免責金額設定を行うことができる。
InsurBanc
インシュアバンク

IIABA(アメリカ独立エージェント&ブローカー協会)がW.R.コーポレーションと共同で、2000年、コネティカット州ファーミントン市に設立した。独立エージェントへの金融サービス提供を目的とする銀行である。
  独立エージェントが買収やテクノロジーに投資を行う際の資金調達に応えるためである。一般の銀行は担保として有形資産を要求するが、独立エージェントにとっては厳しい条件である。しかし、独立エージェントは、顧客データ(満期更改権)を担保にしてインシュアバンクから融資を受けることができる。
CSR24
24時間/7日間の顧客サービス

独立エージェンシーに替わって、就業時間外(24時間/7日間)顧客からの事故報告や異動通知に対応する機関。エージェンシー管理ソフト会社の大手、AMSやアプライド社に加え、アーティザン社が提供している。エージェンシーは顧客データをこれらのサービス会社に送信する;例えば、夜中や週末に発生した事故について、消費者はこれらの会社に通知する。IIABA和訳機関紙06年8月号の主要記事(1)を参照下さい。
Employment Practices Liability Insurance
雇用慣行賠償責任保険

  企業や公共団体の雇用に関わる雇用主の賠償責任をカバーする保険。担保危険は、
違法な解雇、差別、セクシュアル・ハラスメントなど。保険会社によっては担保危険を限定している。例えば、障害者差別禁止法(Americans With Disabilities Act)や公民権法(Civil Rights Act)の下で保護されている人権侵害を理由に訴訟を受けた場合においてのみ、保険が対応するとしている保険もある。

  昔は差別的な雇用慣行については、一般賠償責任保険又は使用者賠償責任保険でカバーされていた。しかし、1980年代の末頃から免責とされ、個別の同保険が作られた。D&O賠償責任保険の特約としている保険会社や、D&O、専門家職業賠償責任、一般賠償責任などと組ませて包括保険としている保険会社もある。
Financial Services Roundtable
金融サービス・ラウンドテーブル

  金融サービス業の発展を推進する団体。金融サービス現代化法を(グラム・リーチ・ブライリー法1999年可決)支持した。前身は1912年設立の「リザーブ・シティ・バンカーズ協会」。1993年には「バンカーズ・ラウンドテーブル」に。金融自由化後の2000年には「ファイナンシャル・ラウンド・テーブル」と再び名称を改め、証券会社、投資会社、保険会社を会員として受け入れるようになった。大手金融業者150社で構成されている。ブルー・リボン委員会は巨大災害対応のための特別委員会。

  2005年のIIABAニューヨーク年次大会に出席された方は、訪問先ブローカーの一つ“J.P.ウェスト”の社長のアイリーン・フランク氏より「ファイナンシャル・サービス・ファクト・ブック」を頂戴したことを覚えていらっしゃるでしょう。このファクト・ブックは金融サービス・ラウンドテーブルと保険情報研究所(Insurance Information Institute)の共同制作です。
Insurance Services Office; ISO
保険サービス・オフィス

損害保険会社をメンバーとする任意の、非営利団体。保険統計及び数理データの収集及び管理、保険証券書式、約款、料率、マニュアルなどを作成し、メンバーに提供する。1971年に、様々な種目又は地域の同様の団体が統合しISOが設立された。本社はニューヨーク。メンバーはISOの作成した約款、特約、料率などを参考として利用する。日本で外国企業や海外PLの契約に使用するCGL(賠償責任保険証券)はISO約款でしょう。
[注:ISO9000のISOとは違いますので念のため]
Geriatric case management
老人医学ケース・マネジメント

  高齢者ケアに関するアドバイスや管理。管理範囲には次が含まれる: 問題の確認、公共サービス受給の適格性検査、その他サービスの必要性検査、医療サービスの手配、書類審査、自宅療養の場合の手配や監査、法的/金銭上/医療上の問題の調査、地域公共サービスへの紹介、最悪の事態に備えての対策提供、高齢者と家族との関係調査(上手くいっているか)、高齢者用施設や療養所への引越し時の援助など
Health Savings Accounts; HSA
医療貯蓄口座プラン

自己負担額を高額に設定した医療プラン。医療保険において、自己負担額を一人に付き1千ドル(11万7千円)、家族で2千ドル(23万4千円)を選択すると、医療貯蓄口座プランに参加することができる。団体医療保険では医療貯蓄口座への従業員と雇用主の拠出金は非課税。被保険者の治療代金の内、免責金額部分については、この貯蓄口座から支払われる。一年後の残額は次年度に繰り越される。従業員退職後、同口座のお金は個人で購入する医療保険料に充てることができる。
  医療貯蓄口座プランは、従業員が健康管理に努めること、健康診断や早期医療チェックに要する費用を非課税にすること、定年退職後の保険料負担を軽減するための制度である。03年可決の医療現代化法に基づく。政府は事業主の多くが同口座に補助金を提供することを奨励している。
Errors & Omissions insurance; E&O
瑕疵&不作為保険、専門家職業賠償責任保険

日本で専門家職業賠償責任保険を付保するのは、医師、弁護士、公認会計士など、国家資格の専門職従事者である。しかし、米国では専門職としての職業/業種範囲が広い。例えば、不動産、運送業者、データ・プロセサー、スタッフ派遣会社、マーケティング会社、造園士、ウェブデザイナーなどにも専門家職業賠償責任保険(E&O)が用意されている。
Account rounding
アカウント・ラウンディング(契約を膨らませる)

雪だるまを作る時に小さい雪の塊を転がしながら大きくする。ラウンディングとは、このように小さな球を丸く膨らませるという意味。アカウント(契約者)あたりの保険料を増大する(ラウンディング)ことである。それは別の保険を販売すること、特約を付保すること、限度額を上げること、担保内容を変更すること等によって達成できる。クロス・セリング(別の保険を販売すること)はアカウント・ラウンディングの一つである。
Direct billing
保険会社による保険料直接請求

保険会社が契約者に保険料請求書を送付し、保険料を徴収する方法。支払い方法には小切手や銀行からの引き落しがある。米国では60年代に採用され自動化が進むにつれ普及率が高まった。保険料徴収業務のコスト引き下げが目的である。

エージェントの同意の下にダイレクト・ビリングが行われる。請求書にはエージェンシー名を明確に表示する;保険料請求以外のメッセージを含めない;などの取決めがある。従来からの方法はAgency billing(エージェントによる保険料請求)である。
Due diligence
相当の注意

買収や合併に際し、相手組織のリスクの状況を査定する際に必要とされる。リスク査定において、相手の評価額を減額させるような損害の可能性を探る。
Pre-loss objectives
事前対策の目的

経済性、当該組織が耐えることのできる不確定性、合法性、人道上の行動を含む。別の言い方は、損害に備えるための目標
Post-loss objectives
事後対策の目的

存続、事業の継続、利益の維持、収入の安定化、成長、人道的な行為を含む。損害回復の目的とも言う。→Pre-loss objectives
Compensation plan
報酬プラン

プロデューサーは他の従業員(CSR、経理、総務)とは、報酬体系が異なる。完全成功報酬制度を採用しているエージェンシーのプロデューサーは、福利厚生費(医療保険料、社会保険料)を除き、新規契約及び継続契約の手数料の一定割合を報酬として受取る。例えば、プロデューサーA氏の年間取扱高(契約の手数料)が8千万円の場合:
            
        プロデューサーA氏  エージェンシー社
新規手数料
  3千万円: 50%=1,500万円   50%=1,500万円
継続手数料
  5千万円: 25%=1,250万円   75%=3,750万円

取り分合計:     2,750万円       5,250万円
Agency value
エージェンシーの価値

エージェンシーの価値(評価額)を決定するのは次の3要素:

1.維持可能な収益(Sustainable earnings):損益計算書を基に算出
2.収益の中身(Quality of earnings):経営内容の評価
3.自己資本(Tangible net worth):貸借対照表を基に算出

上記(2)の収益の中身には、オーナーやスタッフの能力、収益の成長性(過去5年〜10年)、収益の安定性(過去5年〜10年)、取扱種目の多様性、取引保険会社の質や数、専門性(特殊な商品やサービスを提供しているか)等。これらを評価するための基準といったものはない。買収や合併の当事者の意図によって価値は異なるからである。
Revenue per CSR
CSR一人あたりの取扱手数料

CSR一人の担当する契約から生み出される手数料を言う。テクノロジーの活用により、CSRあたりの取扱契約数、即ち、手数料を引上げることができる。
Staff authority
助言権限

助言を与える権限
Line authority
命令系統

命令を与える権限
Risk financing technique
リスク・ファイナンシング手法

損害発生後に補償するための資金を作る方法。例:当期費用、準備金からの支払、借入れ、キャプティブ保険会社
Peril, Cause of loss
損害危険、損害原因

対象に作用する、又は、影響を与える事象
Loss exposure
損害を呈する状況

損害を受ける対象、損害の原因(損害の対象に作用する事象)、損害の影響を含む
Technological risk
技術的リスク

競争相手の生産能力に適わない可能性、又は、生産性改善に失敗する可能性に関するリスク
Political risk
政治的リスク

政府の決定や行動に起因するリスク。例えば、税法、監禁、国有化、自由や財産の喪失
Liquidity risk
流動性リスク

財務上の補償責任に適う十分な現金や資産を保有することができないことに関わる危険性
Employee Stock Ownership Plan; ESOP
退職給付制度

母体となるエージェンシーが新株発行や資金拠出などにより、信託(トラスト)を設立する⇒トラストは、株式などを担保として金融機関から資金の借入れを行なう⇒トラストは拠出された資金や借り入れた資金により、母体となるエージェンシーの株式を買い増す⇒購入したエージェンシーの株式は、構成員である従業員の口座に割り当てる⇒従業員は、口座に配分された株式について、退職時に一括、または、分割して給付される。
Deep pockets
ディープ・ポケット(深いポケット)

高度の支払能力を有する者。金銭賠償を求める訴訟において、原告は、資力のある者を被告として選ぶ。その際、資力ある者と見なされる人を表す言葉。
Special Investigative Unit; SIU
特別調査部門

詐欺や不正請求の調査にあたる保険会社の部門。同部門を設置することは殆どの州の州法で義務付けられている。保険金詐欺の疑いのある事故は、州保険庁の詐欺対策部門に報告しなければならない。
特別調査部門は、詐欺調査の為に何らかのソフトウェアを使用している。 ソフトウェアには、外部データベース(External Database)、不正身分証明検査ツール(Fraudulent Identification tools)、治療費請求書検査ツール(Medical bill review tools)、事故再現ツール(Accidnet reconstruction tools)、連関調査ツール(Investigative linkage tools)、地図作成ツール(Mapping tools)等がある。又、彼らが最も利用しているのは連邦保険犯罪局(NICB)のデータである。
Profit-sharing commission
プロフィット・シェアリング コミッション

エージェントが保険会社に持ち込んだ年間保険料総額、継続率、損害率を基に、算出され、支払われる報酬。目的はエージェントが損害率の低い、多くの契約を、継続的に持ち込むことを奨励することである。Contingency commission, 又は、Profit commission とも呼ばれる。

プロフィット・シェアリング・コミッションはクラスター形成を促す一要因でもある。即ち、小規模のエージェンシーが統合し、保険会社との取引額を増大させることにより、Profit-sharing Commission又はContingency Commission(付随コミッション)を得る可能性が高くなるからだ。

しかし、04年10月15日、同制度を悪用し価格設定を行ったとして大手ブローカーや保険会社が訴訟を起こされて以来、同制度の見直しが行われている。
Contingency commission
付随手数料

エージェントが保険会社に持ち込んだ年間保険料総額、継続率、損害率を基に、算出され、支払われる報酬。目的はエージェントが損害率の低い、多くの契約を、継続的に持ち込むことを奨励することである。Profit-sharing commission、又は、Profit commission とも呼ばれる。

プロフィット・シェアリング・コミッションはクラスター形成を促す一要因でもある。即ち、小規模のエージェンシーが統合し、保険会社との取引額を増大させることにより、Profit-sharing Commission又はContingency Commission(付随コミッション)を得る可能性が高くなるからだ。

しかし、04年10月15日、同制度を悪用し価格設定を行ったとして大手ブローカーや保険会社が訴訟を起こされて以来、同制度の見直しが行われている。
Property Insurance
物保険、財物保険

動産と不動産の損害をカバーする保険。物保険から派生する損害、例えば事業中断保険や利益保険も物保険の範疇に入れられることが多い。一方Casualty Insurance といえば賠償責任保険の意味である。しかし、昔はガラス保険、盗難保険、信用保険、ボイラー&機械保険、労災保険等もCasualty Insurance の範疇に含まれていた。現在はガラス保険や盗難保険等は物保険と見なされている。
Third Party Administrator; TPA
第三者管理者

労災保険のクレーム処理担当者。保険金支払者でもなく被保険者でもない、第三者であることから‘第三者管理者’と呼ばれる。自家保険を採用している企業の労災保険を担当する保険会社のクレーム担当者もTPAとよばれる(自家保険であるから保険金を負担するのは被保険者であり保険会社ではない)。TPAの責務はクレームを受付、査定し、保険金を決定すること。
Preferred Provider Organization; PPO
医療サービス管理機関

医療サービス提供法人で医者や病院と事前に標準的な治療費を交渉によって決定している;HMOが地域の指定された医師や病院しか利用できないのに対し、PPOではどの医者、病院でも利用可能。トラベラーズなど、保険会社にもPPOやHMOを有しているところがある。
Cost of Risk
リスクのコスト

リスク対応に要するコスト。次の@〜Cの項目の総額で表される:
@保険又は他の補償で支払われない損害額
A保険料又は他のリスク・ファイナンシング手法に要する費用
Bロスコントロール・プログラムに要する費用
Cリスクマネジメント及びクレーム処理に要する費用
American Institute for Chartered Property Casualty Underwriters/Insurance Institute of America
アメリカ保険研究所

保険とリスクマネジメントの教育機関。テキストの作成や専門家(CPCU、ARM等)認証制度に携わる。1942年設立。本部はペンシルベニア州マルバーン
Insurance Value Added Network Services; IVANS
保険付加価値ネットワーク・サービス

独立エージェントと保険会社間の電子コミュニケーション、例えば、高速の使い易いインターフェイスーの開発に携わる団体。1983年コネティカット州グリニッジに設立された。メンバーは損害保険会社、生命保険会社、再保険会社
Credit Insurance
信用保険

債務者から回収不可能となった売掛金を補償する保険。製造業者や卸売業者が製品を供給した後、債務者が倒産などの理由で支払い不可能となったり、支払い期限を90日過ぎても支払いがない場合に債権者の損害を補償する。
Fiduciary Liability Insurance
受託者(信託者)賠償責任保険

従業員退職所得補償法によって定められている年金資金管理者(雇用主や資産管理会社)の業務に派生する賠償責任をカバーする保険。管理者が年金資金の投資先を誤った、又は、その他の管理上の過誤や不作為により従業員に与えた賠償責任をカバーする。
Risk Purchasing Group
リスク購入グループ

賠償責任保険を購入すべく形成した同業種団体。1980年代半ばの保険危機の際、賠償責任保険、特にPLや専門家職業賠償責任保険の保険料が急騰し、保険を購入できない企業や専門家職業従事者が現れた。1986年対応措置として「Liability Risk Retention Act(賠償責任リスク保有法)」が可決された。リスク購入グループの設立と運営は同法に基づく。
Risk Retention Group; RRG
リスク保有グループ

同質の賠償責任リスクにさらされている被保険者団体によって設立された保険会社。例えば、同類のサービスを提供する公共団体、同種の製品を製造する企業、専門家職業従事者等が団体で保険会社を設立し、会員のみがその保険会社に付保できる。例えば、医師協会や建築家協会に所有された保険会社。リスク保有グループの利点は被保険者が自らリスクをコントロールできる点である。被保険者は、設立した保険会社から、幅広い担保内容、効果の高いロス・コントロール・サービス、再保険会社への直接アクセス、保険料の安定性等を得る。
Ergonomics
人間工学

人と職場環境に関する科学的研究。職場環境の改善に努める。近年、コンピュータの利用増加によって、キーボードの長時間使用による筋肉障害が問題となり、補償基準の設定が望まれている。
National Association of Insurance Commissioners; NAIC
全米州保険長官協会

州規制者によって形成される任意団体。
State Insurance Regulator
州規制者

米国では保険は州毎に規制されている。州内で営業を行う保険会社やエージェント、ブローカーを監督する機関。保険長官、保険監督者、又は、保険ディレクターとも呼ばれる。彼らは、州知事に任命される州と州民の選挙による州とがある。
Application Service Provider; ASP
アプリケーション・サービス・プロバイダー

ユーザーにシステムを販売するのではなく、賃貸契約でアプリケーションの使用を提供する。即ち、アプリケーションは、ユーザー側(保険会社やブローカー)にインストールしないで、サーバーはASPセンターにある。
Outsourcing
アウトソーシング

保険会社やエージェンシー/ブローカーが、業務の一部を外部の会社に委託すること。委託する業務とは、マーケティング、ロスコントロール、クレーム管理、企画、人事、ソフトウェア開発・デザイン等である。米国には保険業界を取り巻くこのような会社が豊富にある。
Producer
プロデューサー又は新規顧客開拓担当者

保険業界では新規顧客開拓担当者はプロデューサーと呼ばれる。顧客から直接に依頼を受け、保険商品を手配し、商品を提供する者である。例えば、独立エージェント、ブローカー、専属エージェントで新規顧客の開拓に携わる人。プロデューサーの報酬は他のスタッフ、例えば、経理や顧客管理担当者とは異なり、成功報酬制である。
Alternative Risk Transfer;ART
代替リスク移転

一般の保険会社に保険を付保する方法以外のリスク・ファイナンシング手法をいう。 例えば、自家保険、リスク保有グループ、プール、キャプティブ保険会社、ファイナイトがある。
DMV(Department of Motor Vehicle)
州自動車管理局

自動車事故の損害賠償責任について定めた法律に基づき、自動車事故記録を管理している州部署。人身事故及び損害額が一定額を越える対物事故についてドライバーに事故報告を義務付けている。例えば、カリフォルニア州では、損害額が500ドルを超える対物事故においては、事故日から10日以内にDMV(州自動車管理局)に事故報告書を提出しなければならない。一方、保険会社やエージェントは保険の引受けに際し、申込者の免許証番号を元にDMVから事故データを取寄せ、引受け決定の参考資料として利用する。
Underwriting Cycle
アンダーライティング・サイクル

保険料率と保険料(即ち、利益)の上昇と下降が交互に生じる状況。このような上下の周期は金利、株式市場、保険業界への投資による資金の流入、インフレーション、巨大災害、そして競争によって作られる。保険料の引下げが起こり、高い限度額の保険カバーが得られ、新しい商品が開発される市場状況はソフト・マーケット(→Soft Market)、一方ハード・マーケット(→Hard Market)では保険料が引上げられ、特定の業種や保険種目の保険引受が困難、又は不可能となる。
Rehabilitation
リハビリテーション

@保険会社の要求する年間取引収保の最低額要件を満たさないエージェンシーは委託契約を解約される。しかし、保険会社には、直ぐに解約せずに一定の猶予期間、即ち、立ち直る為の期間を与える場合がある。その期間をリハビリテーションと呼ぶ。リハビリテーションの間、保険会社はエージェンシーの営業や業務にサポートを提供する保険会社もある。A財務状況が悪化している保険会社に対し州保険庁による監督措置を言う。この監督措置は、同保険会社の財務状況が回復するまで、又は、清算を決定するまで継続される。
Noncompetitive Agreement
競業禁止条項又は契約

保険会社と専属エージェント間やブローカー社とスタッフ間の雇用契約書に含まれている条項。雇用主との雇用/委託関係の終了後一定期間 − 例えば、1年間 − は同保険会社やブローカー社を勤めていた際に開拓した顧客を勧誘することを禁じられる。この条項によって、雇用中に専属エージェントやスタッフが開拓した顧客データの所有は雇用主である保険会社やブローカー社であることが明確にされている。詳細は拙著、「米国保険ブローカーの実務」125頁の雇用契約書の原文と訳文をご参照下さい。
Managing General Agent
管理総代理店

保険会社又は再保険会社に任命され、保険会社に代わって保険引受業務を行う。又、管理総代理店はサープラス・ライン・ブローカー(→Surplus line insurance)として機能している。管理総代理店(Managing General Agent)と総代理店(General Agent)との違いは、前者は2社以上の保険会社の総代理人で、後者は保険会社一社専属の総代理人である場合が多い。
General Agent
総代理店

保険会社に任命され特定の地域を管轄し、アンダーライティング、保険証券発行、クレーム処理及び支払い、再保険手配、エージェンシーとの委託契約締結手続き等の業務を行う代理店を言う。通常一社の保険会社によって任命され支店とほぼ同様の業務に携わる。
Customer Service Center
顧客サービス・センター

既存の顧客との直接のコミュニケーションの為に、保険会社が運営している施設。1990年代始め頃から大手保険会社が顧客サービス・センターを設立している。従来独立エージェントの役割であったサービス部分を顧客サービス・センターが代わって行うもの。即ち、顧客は、車両入替え、担保内容の変更、事故報告等をについて、エージェントにではなく、保険会社の顧客サービス・センターに連絡することになる。顧客サービスをセンターに任せるか否かについては、エージェントが選択できる場合と強制の場合がある。サービスをセンターに任せた場合、更改契約及び以降の手数料は初年度の2パーセントから数パーセント差し引かれる。従来からのエージェントの業務の一部が保険会社に移管され、手数料が削減されるこのサービス・センターのシステムは、エージェンシーのとってはもろ刃の剣である。
Agency agreement or Agency contract
エージェンシー委託契約書

保険会社とエージェンシー間の法律上の関係が記された契約書。契約書にはエージェンシーの権限や責任、取扱商品の種類、手数料、保険料払込条件、委託契約解約条件などが記載されている。
Agent
エージェント

保険会社との委託契約の下で、保険商品の販売とサービスに携わる個人。複数のエージェントがパートナー、又は、会社として組織化されると、その組織や彼らのオフィスはエージェンシー(→Agency)と呼ばれる。
Agency
エージェンシー

保険会社との委託契約の下で、保険商品の販売とサービスに携わる人のグループ又は彼らが働くオフィス。エージェンシーは総代理人(General Agent)や独立エージェント(Independent Agent)によって所有、或いは運営されている。
Brick & Click
ブリック & クリック

「ブリック(建物のレンガ)」とは、オフィスを構え、顧客との対面でのミーティングや、一般的なビジネス就業時間(9時から17時まで)内に行われるの従来のビジネス慣行を象徴する用語で、「クリック」とはマウスのボタンを押すという意味で、オンライン上の取引やインターネットを活用したビジネスを象徴する用語である。ブリック・アンド・クリックというのは、従来からのビジネス実践方法と電子商業の併用を表している。例えば、保険会社が、自社サイトにアクセスしてきた保険申込者を、エージェントに照会する;エージェントは契約をまとめ、エージェントとしてのサービスを提供する。即ち、新規顧客の勧誘はインターネット(Click)を通じて行い、契約締結とサービスはエージェント(Brick)が担当するというClick とBrickの両方の使用を意味する。(→Brick to Click)
Third Party
第三者

賠償責任保険における損害賠償請求者をいう。 第一者と第二者とは保険契約当事者である保険会社と保険契約者であることから、 当該契約の目的物に利害関係を有する損害賠償請求者は第三者と呼ばれる。
Surplus Lines Insurance
サープラス・ライン保険

リスク所在地の州で営業認可を取得していない保険会社に付ける保険を言う。 サープラスライン保険会社は、当該州で認可されている保険会社が引受けないような高リスク、特殊な業種、高限度額の商品を取扱う。 サープラス・ライン保険会社は州による料率算出規制を受けず、 州による強制の引受保険プールに参加する必要もない。 税金/年次報告書の提出義務も認可保険会社のそれとは大きく異なる。 サープラス・ライン保険会社は、サープラス・ライン・ブローカーという特殊なブローカーを通じて引受けを行なう。 契約者は、サープラス・ライン保険会社に保険をつける前に、州認可保険会社が引受けを拒否した(高リスク、高限度額等を理由として)ことを証明することが州によって義務付けられている
Standard risk
標準リスク

保険会社がリスクの規模と質、及び、引受けの可能性に於いて、標準的であると見做した保険目的をいう。Average riskとも呼ばれる。 反対語は、Non-Standard risk(標準外リスク)である。 自動車保険に於いては、 例えば、飲酒運転歴のドライバーは、非標準リスクとして分類される。 米国にはこのようなリスクの高い被保険者を引受ける専門の保険会社が多く営業を行っている。
Speculative risk
投機的リスク

損失が発生するか、発生しないか、又は、利益を得るか、どれかの可能性がある不確実性。 例えば賭け事は投機的リスクである。 元来、投機的リスクは保険での引受は不可能であると言われてきた。しかし、最近ではビジネス・リスクとして商品化されている〈比較→Pure risk〉
Soft Market
ソフト・マーケット

保険料の引下げが起こり、高い限度額の保険カバーが得られ、新しい商品が開発される市場状況をいう。 一方、Hard Market (ハード・マーケット)とは保険料が高額になったり、特定の業種や保険種目で保険引受が困難か、又は不可能になる状況でをいう。 これらは保険料率と利益の上下で表されるアンダーライティング・サイクル(保険引受周期)によって一定期間生じる市場の状況である。 このような周期は金利、株式市場、保険業界への投資による資金の流入、インフレーション、巨大災害、そして競争によって作られる。〈比較→Hard market〉
RIMS;Risk and Insurance Society, Inc
リムズ; リスク/保険協会

物的、人的、及び、金融上のリスクに関する教育やトレーニングの推奨、リスクマネジャーの意識の向上、保険会社やブローカーとの関係の改善の推進する非営利団体。 米国、カナダに4,500の法人メンバーを有する世界最大のリスクマネジメント協会である。 最近ではブローカーのコンティンジェンシー・コミッションの受取について問題を提起しブローカーとの話合いを行なっている。 1950年設立。 本部はニューヨーク
Pure risk
純粋リスク

損失が発生するか、又は、発生しないか、いずれの可能性もある不確実性。 利益が発生する可能性は無い。 通常、純粋リスクが保険で引受可能である
〈比較→Speculative risk〉
Punitive Damages
懲罰的損害賠償[金]

主に不法行為訴訟において、加害行為の悪性が高い場合に、加害者に対する懲罰、及び、抑止効果を目的として通常の填補損害賠償の他に認められる損害賠償。 懲罰的損害賠償を保険に含めることを禁じている州がある。 何故なら、「加害者である企業/団体の懲罰責任リスクが保険会社に"移転される"ことになるからである; 懲罰とは加害者のみに向けられたものでなくてはならない」 という理由からである。 保険証券には懲罰的損害賠償不担保が明示されているものと、州の法律に準ずるものとがある。
Proposition 103
法案103条

1988年にカリフォルニア州の住民投票で可決された。 可決後はAct(法令)となるが、住民にとってはProp 103として馴染んでおり分かり易いので、可決後もこの呼び名が使われている。内容としては:

● 自動車保険料算出に於いては、ドライバーの事故歴及び運転経験、年間平均走行距離を基礎とする
● 無事故ドライバーへの20%割引適用
● 銀行の保険販売認可
● ブローカー/エージェントは顧客獲得手段として手数料の一部を払戻しすることができる(他州の多くがAntirebate Law=払戻し禁止法によって、エージェントによる手数料の一部払戻しが禁じられている
● 自動車保険の料率変更は"事前承認"が必要
● 保険会社は過度な、又は、不当に差別的な料率を適用してはならない等

これらの幾つかは施行されたが、肝心の自動車保険料率引下げについては裁判で却下された。
Ownership of Expirations
満期更改権の所有

保険契約者リストやその他関連記録の所有(権)をいう。 契約者リストや関連記録の所有はそれを開拓した独立エージェントに帰属する。 従って、 独立エージェントは、A保険会社から、 B保険会社、 そしてC保険会社へと契約者の意向に従って契約を移すことができる。 保険会社は開拓した独立エージェントの許可なく契約者にコンタクトすることを禁じられている。 又、独立エージェントは契約を他エージェントに売却することができる。 独立エージェントの満期更改の所有権は、米国独立エージェンシー・システムの根幹とも言える
Non-admitted(or Unlicensed) Insurer
非認可保険会社

特定の州で営業認可をうけていない保険会社を、当該州ではNon-admitted Insurerと呼ぶ。 Surplus Line Insurer(サープラス・ライン保険会社)とほぼ同義である
No-fault Automobile Insurance
ノーフォールト自動車保険

自動車事故の被害者が、誰の過失をも証明することなく自分の保険会社から補償を受けられる保険。 ノーフォールト・システムの基本は自動車事故に於いて不法行為賠償責任を廃止することにある。 ノーフォールトの基本概念が生まれたのは1932年で、 これは賠償責任による保険金請求にとって替わるものとして紹介された。 その後幾つかのプランが試みられたが、 1965年に紹介されたキートン・オコンネル・プランが 現在のノーフォールト法の原型である。 現在では約12州がノーフォールト法を採用しているが、 第三者への賠償責任請求を限定する度合いにおいてそれぞれ差がみられる。 Personal Injury Protection ; PIP(人身傷害担保)とも呼ばれる。 担保内容は州によって異なるが、担保項目としては医療費、所得補償、臨時費用、葬式費用等が含まれる
National Association of Insurance Commissioners;NAIC
全米保険長官協会

州の保険規制に関わる公職員 − 保険長官(Insurance Commissioner)、保険監督者(Superintendent of Insurance)、保険ディレクター(Director of Insurance)等 − の任意団体。 同協会のサービスの一つに模範法案の草稿があるが、 州ではこれらの模範法案を参考にして独自の保険規制法を作成する。 又、保険会社の財務状況の評価及び監査のためのデータ収集や評価基準(IRISと呼ばれる)を設定し、 支払不能となる保険会社の早期発見に努めている。
National Association of Independent Insureres;NAII
全米保険会社協会

損害保険会社の業界団体では全米最大。 メンバーには大中小規模の株式、相互保険会社、ロイズを含む。 現在メンバー数は619社。 メンバーの取扱い保険料総額は813億ドルで米国全体の27%を占めている。 本部はイリノイ州デプレイン市。
Marketing
マーケティング

保険業界に於いては、マーケティングとは、通常@契約を引受ける保険会社を見つけることをいう。 エージェント/ブローカーが顧客の為に顧客のリスクを引受ける会社を探す、という行為である。 従って「Markets(マーケット)」とは「保険会社」を指す。 ちなみに米国には3,000社の損害保険会社が凌ぎを削っている。 一方、「ダイレクト・マーケティング」「ニッチ・マーケティング」「ターゲット・マーケティング」という場合のマーケティングは、他業界と同様の意味で、A一般消費者に商品の存在を宣伝する、商品を売り込む、という意味である
Insurance Commissioner
保険長官

州保険法の執行に関わる最高責任者。 保険長官は州知事によって任命される州と選挙によって選ばれる州とがある。 カリフォルニア州は後者。 州によっては保険監督者(Superintendent of Insurance)や保険ディレクター(Director of Insurance)と呼ばれる。
The Insurance Brokers & Agents of the West; IBA West
西部保険ブローカー&エージェント協会

西海岸最大の保険ブローカー/エージェントの協会。 カリフォルニア州、ワシントン州、メイン州、ハワイ州及びアラスカ州に、独立エージェンシー社、2、000社のメンバーを有する。 メンバー・エージェンシーのみが販売できる保険商品の開拓及び販売、州や地域の法制度に関わるロビー活動に積極的に関わる。 IIAA(全米独立保険エージェント協会)のメンバーでもある。 IBA Westのメンバーになることにより、自動的にIIAAのメンバーとなる。 本部はカリフォルニア州サンフランシスコ市。
Independent Insurance Agents of America;IIAA
アメリカ独立保険エージェント協会

損害保険及び保証保険を取扱う独立エージェントをメンバーとする全米規模の協会。 消費者の利益を最優先し、同時に独立エージェントの共通の利益を促進することを目的とする。 全国のエージェンシーメンバー数4万社を有する。 1896年設立。 本部はバージニア州アレキサンドリア
Independent Agent
独立エージェント

複数の保険会社の商品を取扱う独立請負業者。 独立エージェントは保険契約の満期更改権及びその他顧客データを所有し、保険カバーの手配や関連サービスの報酬としてコミッション或いはフィーを受取る。 多くの州が独立エージェントとブローカーの兼業を許している〈比較→Exclusive Agent、 Broker〉
HMO;Health Maintenance Organization
医療管理団体

保険会社及び医療サービス提供者(医者)としての両方の機能を有する団体。 加入者は毎月又は四半期毎に一定額の保険料を特定のHMOに支払うことによって、当HMOと協定している医者グループの治療を受けることができる。 HMOは予防治療を促進し、従来からの医療制度における医療費の上昇に歯止めをかけることを期待して作られた
Hard Market
ハード・マーケット

保険料が高額になったり、特定の業種や保険種目で保険引受が困難か、又は不可能になる状況でをいう。 最近のハードマーケットとしては、1980年代半ば、賠償責任保険市場での、保険料の急騰、限度額の引下げ、自己負担額の増額、保険会社による市場からの撤退という所謂、"賠償責任保険危機"があげられる。 この場合要因の一つに不法行為法に関わる様々な問題が挙げられている。 無過失責任への移行傾向、損害裁定額の上昇、医療過誤や生産物賠償責任分野での訴訟の増加などである。 それまで緩やかな伸びを見せていた自家保険、キャプティブ、リスク保有グループといった代替リスク移転はこの時期急速に拡大した。
Fee for service
サービス毎の料金

医療サービスを受けた場合の治療提供者に対して支払う報酬。 患者は各治療/処置毎に料金を請求され、全額をその度に患者、保険会社又はその他の医療プラン機関によって支払が行なわれる。 反対語はall-payer system
Exclusive Agent
専属エージェント

保険会社一社の商品を販売し、それに関わるサービスを提供するエージェント。 保険会社とエージェント間の専属委託契約書には、保険契約の満期更改権や保険証券の写し及びその他顧客データの使用と管理に対する権利は保険会社に所属する旨が記載されている〈比較→Independent Agent、Broker〉
Exclusive Agency Writer
専属エージェンシーライター

主に専属エージェントを通じて保険を販売する保険会社
〈比較→Agency Writer、Direct Writer〉
Errors & Omission Insurance
過誤及び不作為保険

様々な職種の専門家職業賠償責任保険の総称。 専門的職業従事者の過失、ミス、または、業務上適切な処置を怠ったことによって派生する賠償責任をカバーする。 米国には100種類以上の専門家職業賠償責任保険が用意されている。
Direct Writer
ダイレクト・ライター

独立エージェントやブローカーを通じて販売するエージェンシー・ライターに対し、自社社員を通じて保険を販売する保険会社〈比較→Agency Writer、Exclusive Agency Writer〉
Direct marketing 、Direct selling、Direct response marketing
ダイレクト・マーケティング、 ダイレクト・セリング、ダイレクト・レスポンス・マーケティング

保険会社が、ダイレクト・メールや新聞、TV等の広告を使用したり、又は、特定の場所、例えば、空港、銀行、デパート等のカウンターで保険を販売すること。 それらの方法を使って保険を販売している保険会社をダイレクトライターと呼ぶ。 販売担当者は通常固定給で保険会社に雇用されている。 専属エージェンシーを通じて販売する保険会社が、間違って、ダイレクトライターと呼ばれることがある(Robert I. Mehr and Emerson Cammack,「Principles of Insurance」1976より)
Broker of Record letter
ブローカー任命書

保険契約者が特定のブローカーを任命したことを公式にするための証書。「Agent of Record letter(エージェント任命書)」ともいう。契約者は、自社の保険プログラムについて、特定のブローカーに、保険会社との交渉権限を与えるが、それを書面で保険会社に伝えなければならない。その際に利用されるのがこの証書である。

証書には、有効日、保険種目、証券番号、保険会社名が記されており、下に契約者の署名がある。ブローカーは契約者からこの証書を受取ったら、写しを保険会社に送付する。保険会社は、既存のブローカーに、顧客の意向を覆すチャンスとして10日間ほどの猶予を与えるが、通常、覆すことは不可能であるケースが殆どである。猶予期間後、保険会社は新しく任命されたブローカーに既存の証券写しや損害データを送る。そして、当該顧客の保険プログラムについては、新しく任命されたブローカーと交渉することになる。
Broker
ブローカー

顧客に代って保険カバーを探し、保険会社と内容について交渉し、保険とリスクに関するサービスを提供する個人又は法人; 顧客の為に保険カバー内容について保険会社と交渉することによって、顧客からフィーを受取るか、或いは、保険会社からコミッションを受取る。 多くの場合、ブローカーは独立エージェントを兼営している。

エージェント・ライセンスは全州に存在しているが、ブローカー・ライセンスを発行しない州は次の通り: フロリダ、アイオア、ケンタッキー、ミシガン、ミネソタ、ミシシッピー、オレゴン、テネシー、テキサス、バージニア、ウェストバージニア、ウィスコンシン〈比較→Independent Agent、 Exclusive Agent〉
Binding Authority
仮契約締結権

保険エージェントが、契約の度に保険会社に問い合わせることなく、顧客に保険契約の締結を約することができる権限。 権限の範囲(保険種目、引受要件、限度額など)は委託契約書に付帯され、エージェントに渡される。 権限の範囲を超える保険契約については保険会社の事前承認をとらなければならない。 権限範囲内の顧客、又は保険会社の引受承認をとった契約について、エージェントはBinderを発行する。 ブローカーは仮契約締結権を有していない。(拙著「米国保険ブローカーの実務」 P.87の'権限の範囲'をご参照下さい)
Binder
仮保険契約書

保険が有効であることを証明する証書。 証明書の期間は通常一ヶ月間で、期限内に保険証券が発行されなかった場合には、再度、一ヶ月期限のBinderが発行される。 証書には被保険者名、保険期間、担保範囲、限度額、免責金額、抵当権者名などが記載されている。 Binderに署名できるのは州の保険エージェント免許保持者。

日本では保険始期又は以前に保険会社もしくは代理店への保険料支払が義務付けられているが、米国では保険開始日前までに保険料の払込みがなくとも保険は有効となる。
(拙著「米国保険ブローカーの実務」P.89の'仮契約書'、英文/和文をご参照下さい)
Best's rating
ベスト社による財務評価、格付

AMベスト社によって発行されている生命保険会社や損害保険(米国で営業している保険会社)の財務評価、及び、格付け情報。 この財務評価情報は、エージェント/ブローカーや企業が、保険会社選択の際、支払能力やサービスの質を調査の為に使用される。 その他エージェントやブローカーが使用するのはスタンダード&プアーズ社の評価、格付け情報
AIDS/HIV Risk coverage
エイズ/HIVリスクカバー

医療サービスに働く人々の為の医療保険カバー。 患者との接触によりHIVに感染したりAIDに罹った場合の医療コストが補償される。 治療費用は月毎または一括(例えば15万ドル)で支払われる
Agency Writer
エージェンシー・ライター

エージェンシー・カンパニーともいう。 独立エージェントやブローカーを通じて保険を販売する保険会社〈比較→Exclusive Agency Writer、Direct Writer〉
AAA=American Automobile Association
アメリカ自動車協会

米国最大規模の個人メンバーから成る協会。 自動車の安全運転、ハイウェイの改善、自動車の安全性改良を推進することを目的とする。 メンバーにはロードサービスの提供を行なっている。 1902年設立。 本社フロリダ州ヒースロー市
Title Insurance
タイトル保険

この保険は不動産所有者やローン提供者(銀行など)が次のような危険によって被る損失を担保する: 不動産の所有権(権原)を示す証書が偽造されていた;書類作成時に不正行為があった; 譲与者や遺言管理者への不法威圧; 詐称者による損害、未公開の、又は、不明の相続者が存在した; 遺言が正しく検証されていなかった; 譲与者が精神的無能力者であった;未成年者による譲渡、など。 
担保されるのは、@上記の危険により被る金銭上の損失額 A所有権(権原)の不備を調整するのに要する法的費用 B所有権(権原)の欠陥の為に当該不動産が商品価値を失うことなく転売できる可能性の保証、である。 このタイトル保険は、特定の不動産に関わる書類や記録の入念な調査が要求されることから、保険会社は通常全米規模ではなく、地域に密着した保険会社であることが多い。
Pool
プール

保険料、支払保険金、経費を協定した割合に従って分担し特殊なリスク引受ける自家保険者、保険会社、又は再保険者のグループ。 例えば、NBAやNHLでは、全チームが一定の取り決めに従って、高給のトップ選手の所得補償保険を特定の保険会社(=プール)に付帯することが義務付けられている。
Portal
ポータル

複数の保険会社やブローカーが見積提供を行っている所謂、集合体サイト。 ここではロイズの複数のシンジケートが見積提供に参加するという意味でポータルと呼んでいる。
Brick to click
ブリックからクリックへ

【ブリック(建物のレンガ)】とは、オフィスを構え、顧客との対面による会議や、一般的なビジネス就業時間(9時から17時まで)内に行われるの従来のビジネス慣行を象徴する用語で、【クリック】とはマウスボタンを押すという意味で、オンライン上の取引やインターネットを活用したビジネスを象徴する用語である。 ブリックからクリックへというのは、電子商業の拡大を表している。 モルタル(Mortar)からクリックへとも言う。
Combined Ratio
混合率

正味収入保険料の支払い保険金・損害調査費・事業費に対する割合で表され、損害保険会社の収益性を測る。 支払い保険金+損害調査費+事業費を正味収入保険料で割って算出される。 例えば、比率が0.98の場合、事業損益は2%、即ち、保険料100円に付き2円の利益、比率が1.17である場合、保険料100円に付き17円の損失。 例えば、米国の自動車保険では混合率は保険会社平均して1.0を越えているが資産運用収益が高いので耐えることができる。
Captive Insurance Company
キャプティブ保険会社

リスク・ファイナンシング技術の一つ。 親会社の保険を引受けるために設立された別会社(保険会社)。自家保険の一種。 キャプティブ保険会社の設立地には国外(バミューダやケイマン諸島等)、又は、キャプティブ保険会社の設立が認可されている州(バーモント州やハワイ州等)がある。 キャプティブ保険会社設立の目的は、保険料と担保内容の安定性を維持する為。自らリスクに対する管理と処理を推進する為。
Age Discrimination in Employment Act
雇用者年齢差別禁止法

1967年成立。 後何度か改正された。 40歳以上の被用者または雇用を求める者に対して、年齢を理由に異なる扱いをすることが制限されている。 定年制については、年齢制限がその仕事を遂行するのに必要であることが合理的といえる場合でなければ許されないとされている。 

 
(参考資料)
Rupp, Richard V."Rupp's Insurance & Risk Management Glossary"NILS Publishing Company, 1996
Bickelhaupt, David L."General Insurance" Richard D. Irwin, Inc., 1979
Mehr, Robert I. & Cammack, Emerson "Principles of Insurance" Richard D. Irwin, Inc., 1976
Hammes, Carol A."Agency Operations and Sales Management" Vol. I&II, Insurance Institute of America, 1992
Head, George L."Essential of Risk Management "Insurance Institue of America, 1991
田中英夫「英米法辞典」東京大学出版会、1994年